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[物理学I]
力学の講義・演習をする。我々が日常目にする、あるいは経験する物理現象(物体の落下や惑星の運動など)をニュートンの運動の法則から理解する。エネルギー、仕事、運動量、角運動量などの基礎的物理量をしっかり理解する。高校で物理を受けなかった者にも配慮し、初歩的なところから始める。運動の法則を使いこなすためには、(高校での)数学に習熟する必要がある。デモンストレーション実験を並行して行う。
右の写真は我々の住む地球が属する太陽系。
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[物理学II]
前半は音、地震波などの波の現象を扱う。波動はフックの力による弾性体内部の振動が空間を伝わる現象である。重ね合わせの原理、共鳴、干渉などの興味深い性質がある。後半はナノの世界の現象を扱う。人類は前世紀初頭、原子・分子の世界に足を踏み入れた。エネルギーの量子化、波動・粒子の二重性、不確定性原理等、日常生活とかけ離れた感のあるミクロの世界の性質を学ぶ。 右の写真は原子物理を高度に応用した核磁気共鳴装置(NMR)。その測定データは左上のアイコンより。
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[物理学入門]
身近な物体の運動から始め、惑星の運動を理解する。そこで天体運動の基礎になるニュートンの法則を学ぶ。恒星の生い立ち、星団、銀河のできる過程、などをスライド・動画を使い説明する。ここで電気・磁気の力、ミクロ世界の物理法則を学ぶ。さらに宇宙の膨張につき、最新結果も含め紹介する。時間と空間の世界を幾何学を使い規定するアインシュタインの相対性理論を概念的に説明する。高校で物理を履修していない学生に配慮し、初等的なところから説明する。多種多様に具現する宇宙(物理)現象もいくつかの原理や法則から説明できることを学ぶ。数式はある程度使用する。
右の写真は銀河の泡構造。
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[食品物理学]
食品はタンパク質、脂肪等、種種の物質からなる。またミクロ構造は均一のものから気泡、繊維、結晶等を含む不均一なものまで、多様である。その製造には加熱、殺菌、冷却、冷凍、乾燥などの熱処理や、粉砕、細切などの力学的処理が行われる。本講義では食品分析に現れる上記の事柄の物理学的側面を扱う。具体例としては、粘性率、弾性率等の食品物性の測定原理、炊飯に於けるお米の状態変化と熱物性、電子レンジによる加熱原理などがある。
右の写真は食べ物を暖めるのに手軽で便利な電子レンジ。
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以上の他にオムニバス方式で食品科学概論、食品生命科学英語II(予定)、食品栄養科学入門(平成19年度)を担当しております。
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