SFNS, Lab. of Physics HOMEPAGE
ごはんの粘弾性曲線
小麦のDSC曲線
クリーム内の泡の分布
2008年ノーベル物理学賞紹介


教育内容

食品の粘弾性
炊き上がったごはん、ゆで上がったうどん、ソーセージなどの粘弾性の測定とそのデータからの構造解析 である。「食感」という言葉がある。官能検査でそれを「測る」のが通例であるが、力学物性から定量的 に調べ比較する。高分解能クリープメーターを使用する。
粘弾性の測定例は左上アイコンより。

食品の熱物性
食品の相転移現象に着目する。身近な例はごはんの炊きあがりである。デンプンが糊に転移したのである。吸熱量、発熱量を調べることにより、お米の品質等を詳しく知ることができる。高精度示差走査熱量計(DSC)を使用する。
DSCの測定例は左上のアイコンより。

起泡の物理
パン、ビール、クリームなどの食品は泡がその食感に重要な役割を果たしている。この泡構造の 生成機構が大変に興味深い。
右の写真はクリームの顕微鏡写真である。その泡の分布(左上のアイコンより)はおもしろい物理を物語る。

食品の数値シュミレーション実験
食品の温度変化、加熱時の熱の伝わり方等、数値シュミレーションで解析し、実測と比較する。 Fortranプログラム等を用いたコンピューター実験である。